旅行・地域

あをによし

 あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり・・・

 まったくもって、盛りなり!

 連休は、大和は国のまほろば、奈良の都にいってきました。

 かなりの人出に辟易したものの、いい季節に行くのってやっぱりいいですね~。目には青葉、花も見頃、気温ベストの過ごしやすい季節だし!前回行ったのは冬のシーズンオフだったから・・・空いてるのは嬉しいものの、寒さに耐え、人のいなさすぎも盛り上がりにかけるからね。

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  行きたかった、観音信仰と御花の寺、長谷寺

  ねらったわけではないのに、かの有名なぼたんまつりでした。

  まさにどんぴしゃり、

  大きなアタマのぼたんが咲きあふれていました

 

 

 

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  見頃のゴールデンウィークは、人人人・・

  お坊さんが警備員状態。

 

 
 

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長い登廊の両側はどこもかしこもぼたんぼたん、ボタンの海・・

 

 

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 晴れやか、美人三姉妹ぼたん

 

 

 

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   長谷寺参道は古い門前町になっていて、たくさんの渋いお店が軒をつらねている。

 ウリはこれ、草もち! 

 

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よもぎのいい香りが~  

もっちりやわらか、つきたて焼きたてがたまらない。

もうこんなのペロリよ。

 

  

  

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   お次は女人高野といわれる室生寺

  ハイシーズンのため、長谷寺から直通バスが出ていて便利だったけど、ふつうにいくと時間がかかりそう。渓谷の中にたたずむお寺。奥座敷ですから。

  

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  国宝の金堂、五重塔を見てから、この長い長い階段に挑んで奥の院へ。
高くそびえる杉木立が、山寺の美しさを醸し出してます。
しかしこの階段の容赦ないこと!
修行ですか、やはり・・。

 

 
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   このお寺は石楠花(しゃくなげ)。

  これもシーズンで咲き乱れていました。

  奥ゆかしくてぴったり~。

 

 

 

 
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  ここらでひとつ。

  数少ない奈良グルメの代表格、

  柿の葉寿司!

ある意味、ファストフードですよね。
奈良はグルメに期待はあまりできないんだけども、柿の葉寿司は無条件に美味しい。。。太陽の下、景色をお供に、こればっか食べてました。

  

  

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    奈良は京都よりも、時代が遡る分、もっと素朴でいい意味であかぬけてなくて、寺や仏像も通人好みという。
 
  大化の改新、虫五匹(645)。なんと立派な平城京(710)。
  天智天皇、天武天皇、持統天皇の御世なら、漫画でのめりこんだから、想いを馳せるのもイメージがわくというもの。
  かの時代の人も、こんな美しい新緑に感動したのかしら・・。

 

 

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 紅葉の頃はもちろん情緒があるけど、最近は青楓の美しさにハッとする。

 

 

 

 さあ、奈良といえばお決まりの鹿。 
実際近寄ってみるとその迫力と食欲に圧されるものですね。
ドラマ「鹿男あをによし」は見てなかったけど、確かにこの動物は、無言の語りというものがあるような気がする。

これは小鹿ちゃんPhoto_14
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かわいいねぇ。

 

 
  

 

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 さらにお決まり、さるぼぼちゃん。

 ひとり、でっかいねぇ。

 

  

  

 

 最後は京都の宇治もまわって帰ってまいりました。

世界遺産・平等院もご盛況で、鳳凰堂内部(阿弥陀如来鎮座)の見学はなんと2時間待ち!!!
冬にきたときは全部で10人くらいの観光客しか見なかったのに・・。

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  大昔からふたりで見つめ合ってるわけですね。。

 

 

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会いに来たのは、この雲中供養菩薩。
51体の雲に乗った菩薩さまたちが楽器を奏でたり踊ったりして、なんとも、バリエーション豊かで見ていて楽しい。以前来たときにひと目で夢中になっちゃったのです。
鳳翔館という併設ミュージアムで会えます。

 

 

 

宇治なんで、茶だんごたべて

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宇治川を臨みながら抹茶あんぱんたべて
(アン多すぎ)

 

  

 

Tea

  宇治川沿いの喫茶店で抹茶ケーキたべてぼーっとして・・・ 

 

 

  

 結局やっぱり食べ物ですか、と言われそうではありますが、いえ、仏像もたっぷり鑑賞してきました。
マイベストは中学の修学旅行から変わらず、興福寺の金剛力士像!
泣く子もだまる、阿吽の迫力。

  

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   わらびもち

 

 

  

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野生の証明 ?

 大雪長ぐつ履いてわしわしと。

 遥か北の大地まで大地まで、笑う動物たちに逢いにいってきました。

 冬の北海道の中でも特に寒いといわれている旭川、そんな場所にある日本最北の動物園に人々が押し寄せるという。ニュースやツアーでも有名の、入園者数日本一を誇る旭山動物園 !!

 「奇跡の動物園」と言われているこの動物園は、今年開園40周年を迎えますが、山あり谷ありイバラの道を歩んできたのだそうです。1967年の開園後しばらくは賑わいを見せたものの、徐々に入園者数が落ち込み、90年代半ばには存続の危機に直面します。しかし、園関係者の情熱や市民の願いから、なんとか持ち直します。その時から、今までの動物園の「生体」展示方法を覆すような、「生態」展示の仕方を考案し、野生動物の本能に基づく行動を観察できる動物園に生まれ変わっていくのです。

 さて、手にしたパンフレットを見ると、テーマは「伝えるのは命のかがやき」。ここにはパンダもラッコもいません。珍しい珍しくない(人間が決める)にかかわらず、どんな動物でも独自の美しい姿と、それぞれの生態(習性や行動など)があるのだと言います。生態を観察するには、野生に近い環境に出来る限り近づけること。コンクリートの床の狭いオリのなかじゃ、命のともしびって感じだもんね・・。とはいえ、スペースの問題と、提供できる動植物種、その土地の気候という限られた環境の中で、いかに展示動物をいきいきとさせるか? 自然界でも、オリの中でも、野生の命の気高さは変わらないはず。
 

 さて、門を入ります。

この寒いのに結構な混雑。ツアーの人々もたくさんいるようです。冬の動物園なので、冬に元気な動物、または、寒いのは苦手だけど、まあまあイケるよという動物たちが見られます。冬に向かない動物たちは室内展示か、展示そのものがありません。
 

 まずはペンギン館へ!

Photo_288  入るやいなや息を呑みます。

 右に左に、そして頭上に、空飛ぶペンギンたち。

 さっきまで雪の陸上にいたのに、、ここはどこ?

 水中トンネルです。

Photo_289   陸上での不器用なよちよちノロノロ歩きとはうってかわって、 ここでは、おらおらどけどけと言わんばかりにツーイツイと。
 ほんとに飛んでいるよう。

 まるで三輪車3歳児がイアン・ソープに突如化けたかのよう。

  
 
  なんとスピーディで気持ちよさげに泳ぐのだろう。
この名物水中トンネルを完成させるのにはたいへんな苦労があったそうです。少し前に放送されたドラマ「旭山動物園の奇跡」で、描かれていました。年間での寒暖さが日本一の旭川では、アクリル水槽の耐久性が保証できない、とメーカーに渋い顔をされたり、いざ水槽に水を張ってみるとアクリル接着部分からくる水のにごりが生じたり、と・・。それでもペンギンを飛ばせたいと、困難に立ち向かった飼育係の方々はすばらしい!
 

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  ぷか

 

 

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 ここに来たからには、冬の名物・キングペンギンのお散歩もやっぱり観戦しないと。

 時間前からものすごい人垣。たくさんの瞳が見守る中、何を考えてるのか、何も考えてないのか、ぺたぺたゆっくり歩き続ける銀色のスターたち。アカデミー賞授与式か?

 

1_11  左端にいるぼさぼさ君←は、換羽中だそう。

   みんな次々と順番に換羽するそう。

 

 

 ペンギンのお散歩というイベントは、お客さんへのサービス心だけから考案されたわけではなく、キングペンギンの生態上のことからきているそうです。キングペンギンは、冬場は食べ物を求めてあっちこっち移動する習性なので、運動させないと元気がなくなるそう。
 
 

 お次も冬の名物、ホッキョクグマ。わたしが最も時間を費やして観察した、唯一の海洋性クマ。これはダイナミックで楽しいよ~。

Photo_291  こんなデッカイ図体して、子供のようによく遊ぶんだこれが。 

 雪うれしそう。いやいや、なんてったって北極熊。北海道じゃ生ぬるいよね。

 

 ほっきょくぐま館には巨大プールがあり、お客さんはガラス越しに水中で泳ぐクマの姿を間近見ることができます。わたし(中背強)の立った目線あたりに水面があるので、クマが陸のふちから くるぞ、くるぞ、くるぞ・・・ざっぱ~ん!!! 、と、飛び込んでくるのを目の前で見るわけです。

Photo_292    ←は、しゃがんだ目線。

水の中での毛の流れとか、表情とか、ガラスに押し付けたニクキュウの様子とか。見られます。ニクキュウは巨大で硬そう。

 
 

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 ぶくぶくぶく、と沈んでみたり。

 楽しそうに泳ぐよ! 

 

 

Photo_294  さらに珍しいウリのひとつ、これ、シールズアイ。
カプセルみたいなのがクマの展示スペースにぽこっと飛び出てるの。そこに人間が顔を出せるようになっていて、あわよくばクマに接近!この季節はカプセルに積もった雪が視界をさえぎっちゃって・・。まぁ結局近づいてきてくれなかったけど。

 

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 のぞき窓の下はこんな感じ。

 

 

 

 

 
 でもね、ちょっぴり気になったことが。他の動物園でホッキョクグマを見たとき、飼育場の中で同じ行動を延々と繰り返す常動行動(異常行動のひとつ)があって、「うーん、やっぱりこんな狭くてコンクリートじゃストレスがたまるのかな」と思ったんだけど、今回、旭山動物園でも見られたの。同じところを行ったり来たり。まったく同じコースを歩いて同じ壁に身体をこすりつけて、など。一度常動行動が起きると、なかなかやめさせるのが難しいと聞いたけれれど・・。

Photo_296 ←行ったり来たり。Photo_297
規則正しくこのガラスに現れるコユキ(たしか)。

わぉーん、と、→
同じところに
来ては雄たけびを上げるオス君

 

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  気をとりなおして次へ~。

 

 

 

 

 
 アザラシ館です。

入るとすぐに、マリンウェイ(円柱水槽!)

1_12  速い~、もうちょとゆっくり!

 これ、ホントに360度、身体の様子が隅々まで見られるよ!頭からしっぽ(?)まで、間近でなめるように見ていたワタシ。足先がカワイイんだ。肉厚で割れてて。

 けっこうこの円柱がお気に入りの様子、よくここに遊びにくるアザラシさん多し。
 アザラシは好奇心旺盛なので、人間を観察しているそうです。こんな近くでもストレスはたまらないって。夏は飼育場に、ウミネコやカモメと同居してるんだって!水槽の中にはテトラポット。

 

 さて、これもすごい、もうじゅう館のアムールヒョウ

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 ここここ!これ、オリが通路にせり出してるの。

 お客さんの真上にヒョウが寝てるわけ。
 なんともリアルなわけよ。

 表は高いところに上るのが好きだし、人間を下に見ることで優越感にひたるし、ストレス感じないんだってさ。
 

 

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 ←美しい模様ね。 

 はみだしニクキュウ→

 

 

 「動物園は動物が寝てばかりでつまらない」という声がたくさんあったんだって。
(ほんとは獲物をとるとき以外の時間は寝ているのが野生の本能なんだけどさ。)
でもその意見を逆手にとって、寝てても楽しめるのがこの展示方法というわけ、だそう。

  

 オランウータンは室内展示です。このアクロバットみたいな遊戯物(?)が、春以降は外にあって、オランウータンの空中綱渡りが見られるのだけど。

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 こどもウータンがじょうずにロッククライミングしてました。

 

 

 

 そして次は、この動物園が生まれ変わったときに最初にできた「こども牧場」。
主に家畜や小動物がいて、時間帯を決めて子供に動物と触れ合ってもらう目的。

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 しばやぎさんとか。雪に映えるね。

 

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 大量のモルモット。寒気・・。

 モルモットもいろんな髪型あるんだなぁ。

 

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 目があった!

 

 

 

 ここは学習の場にもなっています。
外のボードには、「家畜とは?」「外来種とは?」「エキゾチックアニマルとは?」などなど。ふむふむ。

 
 こども牧場に限らず、展示動物のそれぞれに、生態や身体の仕組みについてなどの解説が興味深く、わかりやすく貼ってあるのが魅力的です。みんな飼育係が作成してるんだって。さらに、地元の小・中学生がその動物について勉強した動物新聞のようなものが貼ってあります。旭山動物園は、教育にも力を入れているのです。

 
 こんなふうに、たしかに旭山動物園は他の動物園の雰囲気となにか違います。
生態展示に力をいれているという予備知識を持っていかなかったとしても、なんというか、園全体に温かい空気が流れている感じがするのです(雪なのにね)。お客さんに楽しんでもらいたいとともに、動物への慈しみが溢れているのでしょうか。わたしが今まで動物園に行って心によぎったせつなさが、ここでは少ないように思いました。ここはまったく新しい、理想の動物園として、動物展示の未来を切り開いたと言っていいのでしょう。
 上に挙げた動物たちは、この10年間でぞくぞくとオープンした新しい飼育場に住む動物たちです。とても全部は紹介できないけれど。でも、まだまだ古い飼育場のままの動物だっているんです。ぞうやサイ、キリンやラクダその他は、ペンギンやアザラシのように、人だかりはできません。新しい家の提供は順番待ちですかね。

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 ときどき雪の地面にずりっと滑るキリン。

 

 

 

  旭山動物園は、2004年に上野動物園の年間入園者数を抜いて、今や年間入園者数300万人を越えるそう。わたしみたいに東京からわざわざやって来る人がいるわけだから当たり前ですね。そんな中、この異常な数はさすがに動物にストレスを与えないのかという疑問視や、マナーの悪い客(餌付けする、フラッシュをたいて写真を撮るなど)が多いという問題点もあります。「フラッシュをたかないでください!」とあれほどスタッフがしきりに声を張り上げているのに、なんであちこちでピカピカしてるんでしょうね?日本語を理解しない人々なのかな。

 今度は暖かい季節にもぜひ行ってみたいな。

 うわさでは、「ととりの森」という巨大な鳥かごに人間が入れるところがあるそう。オリや柵の隔てなく、いろんな鳥が自由にはばたく中を我々があるくのだそう。でも、排泄物は落ちてこないのだろうかねぇ?

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雪の大地にて

 暖冬とはいえ、極度の冷え性にとっては充分つらい、東京の冬。寒いってば・・。
なにしろ身体自体に熱源を持ってないような気がするので(やる気の問題?)、ダルマのように着込んでも寒いこと極まりなし。

 なのに3月の北海道へ飛んだのにはワケがあります。

 友人の知り合いで犬ぞりをやっている方がいて、体験をさせれくれるという!
うわぁ~、頭の中にはタロ・ジロ・チョビ・・、もっさもっさの毛に包まれた寒さに強いハスキー犬たちが、きりりと寒い雪の中をうれしそうにベロをだして走る図。その後ろにはソリに乗った楽チンそうに微笑むワタシ・・。
粉雪満載・北の大地でこその体験ではありませんか!やるやるやる、やります、やりたいです!!

 そんなわけで、フリース重ねにダウンにモモヒキ、マフラー手袋・帽子に腹巻、カイロも十数枚カバンに詰めて、北へ北へと覚悟を決めて向かったのでした。

 空港につくやいなや、雪をかきわけ業務用長靴を履いた友人が出迎えてくれました。イカす。
クルマで旭川の北、も少し田園地帯に向かいます。3月だというのに道路の端には雪がうず高く積み上げられ、いよいよ雪国モードです。

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 ここら一帯は田んぼだそうです。
 
 生クリームのような質感。うっとり。

 

 雪に囲まれてはいても、昼間は晴れているとあまり寒さを感じません。
雪国の寒さはいかほど・・と胸に抱いていた恐怖が次第に溶けてきました。
 

Photo_230  今回滞在させていただくことになったお宅にも犬が二匹ばかり。
 外飼いだけれど、寒さをしのぐ立派な専用ハウスが設けられており、幸せ北国犬。

 北国犬2号とお散歩。わしわし歩くとぽかぽか~。
 

 

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 北国犬1号。

 ほわわ~ な顔。
 

 

 

_1_22 お次は別のお宅、こんなフリスビー犬とも遊ばせてもらいました。

フリスビー命のラブ。投げては回収、投げては回収・・。
満面の笑みでいつまででも続けるそう。なんていい笑顔。。

 

 

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 いきいき。

 

 

 

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 一途。

 

 

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 クロスカントリー用のスキーを履いて散策。

 まだ誰も踏んでない雪原に跡をつけて。

 ときどきキツネの足跡が。ここを通ってどこへ向かったのかしら?
  
 (小学校6年以来のスキー。もーたいへん、筋肉痛がぁ。)

 

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 初めてスノーシューを履きました。これ、いいねぇ。

 えっちらおっちら 雪国ならではの感触。

 

 
 

 さぁ待ってました!いよいよ犬ぞりです。

 この犬ゾラーの方のお宅にはなんと20頭前後の犬たちが!寒い地方でそりを引く犬というのはハスキーとかそれ相応の大型犬かという勝手な想像がありましたが、ここの犬たちは身軽な中型犬が多いのです。ハスキー系もいますが、ほとんどが雑種。サルーキーのようなガリっとした犬もいます。みんな雪の中でもげんきげんき。そしてワイルドでりりしい。東京の犬たちとはなにかが確実に違います。人間に媚びない逞しさがあります。
 この犬たちの中から、今日わたしを引いて走ってくれる犬を4匹選ぶのです。雰囲気を察しているのか、みんな自分を選んでほしくてウォンウォン吠えてアピール。走りたくて走りたくてしかたがない様子です。どの犬でもいいわけではなく、リーダー、リーダーの横、そして後ろにつく2匹、と、役割と性格、力量を考えて選んでいくそうです。

 ソリからのびたロープにつなぐ間も犬たちはギャーギャー大騒ぎ。全身で「早く走らせろ!」と叫んでる。

 ソリの乗り方やブレーキのかけ方などの説明を受け、いざ、出陣です!
犬の走るコースの先をスノーモービルみたいなのが先導してくれます。

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 一面雪景色の農道の中を駆け抜けるワンコとおそまつなマッシャー(そりに乗ってコントロールする人)。

 

 

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  林の中をピュー

 

 

 

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 かっこいいでしょ。

 でも実はカーブに負けそう。冷や汗。

 

 
 最初は雪景色を楽しむ余裕はまったくなし。
犬を凝視し、ハンドルを握り締め、カーブでの体重移動に集中・・。

 時間が経つにつれ、だんだんと余裕が出てきて楽しめてきました。
ソリの乗り心地は滑らかでしなやか、それでいて生き物がひっぱるアナログな振動が身体に伝わってきます。エンジン駆動とは違う、心地よい揺れに身を任せている間にゴールに到着してしまいました。
二列目の犬がそりに乗ってるわたしのことをちらちらと見ながら気を遣っていたのがなんとも涙ぐましかった・・。

 

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  ソリ犬たちへのごほうびは

  と、鶏頭でした・・・。

  大好物のようす。

 

 

 

 次回は旭山動物園報告です !! 
 
 読んでね。
 

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のどけからまし

・・・春の心はのどけからまし

「ねぇ この上の句なんだっけー?」 友が聞く。

あれ?なんだっけねぇ。えーと、言われればわかるんだけど・・

 この友と南伊豆に一泊でかけてきました。
文学部で日本文学を勉強したわたしたち。この有名な歌の上の句くらい、思い出せないなんて。
日本文学科失格。。

空は快晴、風は春のなまぬるさ。
踊り子号で下田まで。
横浜、鎌倉、小田原を過ぎ、伊豆半島に入るにつれ、温泉とご馳走を待たずして車窓に幸せが見えてきました。
目の端に映る桃色のなにかは・・。

「さ、桜だぁ~」

 東京ではまだ咲いてなかったのに、伊豆はやっぱりあったかいんですね。
ちょぼと咲き始めではなく、だいぶ咲き誇っています。
有名な河津の桜もむしろ見ごろを過ぎているようす、見事なピンク色の桜並木を車窓からのぞき見です。
しかも桜の下にはこれも今が見ごろ、菜の花の黄色が隙間なくわわわと咲き乱れています。そう、もう狂い咲き。風に細い茎が揺れ、みんなそろって黄色い頭をゆらゆらさせています。もしこれが食用菜の花だったら、きっと飢饉から救うことでしょう。

 下田に着くやいなや、名物の金目鯛の煮付けを味わい(やはり花よりだんご)、黒船ペリー来航の下田観光もそこそこに、お宿の送迎バスに乗り込み、下賀茂にある源泉掛け流しの宿に収まってしまいました。宿のそばには桜並木と菜の花畑。「みなみの桜と菜の花まつり」が催されていました。早咲きの桜、なんともう葉桜でした!
でもライトアップされた夜桜はため息もの・・。
宿は源泉掛け流し、伊豆といえば海の幸、そこからは、もう、仕事も犬も忘れ-------

 

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 ペルリ

 

 

 

 

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 足元を見れば・・黒船来航 

 

 

 

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 高台より、下田湾

 

 

 

 

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青、桃、黄。 

下田の海はきれいなんです。

 

 

 

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 もの思ふ後ろ姿

 

 

 

 

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 お庭にかぐや姫

 

 

 

 

 

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 お造りの背後にも菜のはな!

 

 

 

  

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 なのはななのはななのなは

 

 

 

 

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 でもやっぱり最後も金目鯛

 

 

 

 

 

 世の中に絶えて桜のなかりせば

 春の心はのどけからまし

 在原業平

 

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 のどけかり~

 

 

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幸せなのか、不幸せなのか?

 誰もが「幸せ」になりたいと思っている。

 幸せの定義は人それぞれだけれど、楽しいこと嬉しいこと、胸すく思いや心安らぐ体験は、たとえ小さなことでも、それが多ければ多いほど、人生を豊かに形づくってくれる。

 しかし。

 しかし、「幸せ」な体験を経れば経るほど、逆に、「不幸せ」の駒が増えていっているような気がすることはありませんか?わたしだけ・・?
 それは「人生の中での幸せの持分は決まっている」とか、「運を使い果たした」とかの話ではなく、「幸せ」を具体的に経験し、その記憶が細部までしっかりしていればいるほど、「幸せ感知度」のレベルがどんどん上がってしまうのではないか?これから待っている「幸せ」なことを「幸せ」と感じることができなくなっちゃうんじゃないか、ということ。

 たとえば、わたしの場合は、美味しいもの。

 美味しいもの、食べたい。より美味しいものを経験したい。
人気だと聞きつけたあの店のロールケーキを食べたい。買いにいく。食べる。たしかに絶品。スポンジがきめ細かく、クリームもリッチで乳脂肪分が高い感じ。
そうすると、今までのわたしの中でのロールケーキ番付が更新される。数年前には「お・い・し~」と食べていた別の店のロールケーキが横綱から大関へ。それ自体の味が落ちたわけじゃないのに、比較の問題で感動が薄れる。ひどいことに大関を食べている最中わたしの頭の中では「やっぱり横綱のほうが・・」。
 
 つまり、最強の横綱が現れなければ、大関も関脇も小結も、みーんな「幸せ」と言われたのに。横綱のせいで基準値が高くなり、ロールケーキ界の中で「幸せ」だと評価される絶対数が減ってしまったというわけです。

 

 前置きが長くなりましたが、本題です。

 2年ほど前からわたしの中で、「横綱 of 温泉宿」を冠しているお宿へ。じつに4回目となりますがこの度行ってまいりました。(温泉フリークじゃないので、乏しい経験の中で、ですが・・)

 熊本県の北東部に位置する黒川温泉郷、数ある宿の中でも惹きつけて離さない、お宿「のし湯」です。

 一歩、杉皮葺きの門を入ると、雑木の茂る林に入ったかのような静けさ。やがて現れた玄関は昔懐かしい古民家です。古木と茅葺き屋根といった日本人のDNAに訴えてくるその佇まいは、つい動きがゆっくりしてしまうほどゆるやかな時が流れています。
 オープンは8~9年ほど前だそうですが、古民家解体時の古木を利用しているらしく、梁や柱のいたるところにいい艶と傷が見られ、空間には不思議な年季が感じられます。
 オーナーさんがアンティーク好きだそうで、国を問わずひとつのトーンにまとめられた家具や小物はセンスのよさが感じられます。
 でも、こういった建物の風情なんかは好みの問題ですね。

 お湯は匂いもクセの無い無色透明。お風呂の種類も多く、木々に囲まれた広い露天風呂は清々しい。ただし、この宿、ロケーションと眺めだけがイマイチなのです。景色を重視する方にとっては残念。

 さぁ、ここからが本番。横綱タイトルの決め手は、そのお料理なのです!!!!!
旅館の料理というのは多かれ少なかれ、だいたい型にはまっているものですよね。お刺身があっててんぷらがあって、テーブルの上でジュージューひとり分の牛肉焼いて・・とか。
ところがここのお宿のお料理は・・!「技が光ってる」「おそろしく手間がかかってる」「こんなの食べたことない」。とにかく筆舌に尽くしがたいので、画像をたっぷり用意しました。写真だけなんて拷問だぁ、と思うでしょうね・・。

お料理はコースのように一品一品出されます。ひとつの料理に集中力が高まります。 

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 (先付)
 二つの和え物
 ・牛ヒレ肉の胡麻クリーム和え(巨峰と林檎)
 ・川鱒の昆布〆黄身酢和え(梨とキウィ)

 お肉・魚のもっちり感と果物のシャキシャキ感がフシギ。


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 上のお肉のほう。 いいお肉よな。

 赤胡椒がキイています。

 

 

Photo_177  (前菜)
 ㊨:秋刀魚の炙り寿司/柿玉子/もみじ麩/鰤の雲丹焼き/海老じゃが芋揚げ/竹串に(のし梅・むかご・エリンギ)

 ㊧:鮎のテリーヌ/栗のポタージュ
 (↑絶品)

 

_1_17  これ、作るのにどれほどの手間が・・。
 海老じゃがは、中が海老むっちりジャガがさくさく~

 驚くべきは柿玉子。ヘタはごぼうの輪切りを揚げたもの。身は玉子の黄身で、なんと真ん中にひと粒の小豆が・・!(柿のタネだよう~)、こんなちっちゃいのに。一口でたべると誰も気づかないかもしれないのに・・。恐るべし、日本の職人。

Photo_178 煮物椀)
 
枝豆真蒸
 鱸/松茸/枝豆/陸蓮根(おくら)/梅肉

 下の枝豆どうふみたいなのが、豆豆豆!!豆の味~濃い!
 上のかたまりは松茸に鱸がくるんと巻いてあって、おくらもなんと細かいことよ。ひとくちで口のなかに入れると、まったけの香りと鱸がホロリと崩れて。。あぁー

Photo_180  (造り)
 旬の魚の造り
 秋の魚・妻彩々
 
 ここにも仕事感じます。タイのお刺身は冷水でとってあり、きゅっと引き締まってます。水気をしっかりとり、丁寧にたたんであります。

 

Photo_181  (煮物変わり)
 穴子と黒胡麻豆腐の揚げ出し
 穴子/黒胡麻豆腐/長芋/浅葱/紅卸し/旨出し

 穴子が黒胡麻豆腐に巻かれてます。。・・逆だ!

 

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 「旨出し」。
 
 ダシ、旨い。飲み干す。

 

Photo_182 (焼き物)
 落ち鮎と丸茄子の田楽
 子持鮎/丸茄子/秋野菜彩々

 茄子風呂にみんなが浸かってます。のぼせず、みんなしゃきしゃき。もう、とろ~り。

 

Photo_183  (蒸し物)
 馬鈴薯饅頭
 じゃが芋/鴨肉/椎茸/牛蒡/黒米/銀餡/つゆ生姜
 
 さいごはチョコンと洋皿に鎮座して。
 おなかいっぱいなのに、まだ尚感動。
 隣に座ってたお母さん、皿なめそうでした。
 

Photo_184 苦しい~。
   (温飯) きのこの炊き込みごはん。しょうゆじゃないんです。ダシの香りがふわ~っと。土鍋で炊いてます。おなか空いてるときに食べたいーー。
 (味噌汁) 鯛かなにかのアラが。美味しいお味噌汁だ。
  (香の物) 写ってないけど。自家製浅漬けがたっぷり。豊かな味わい。

Photo_185  (デザート)
 パンナコッタ/カスタードクリーム/コーヒーゼリー

 「水菓子(果物)」じゃないんですよ!

 パティシエ顔負けのおいしさでした。

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  たぶん阿蘇のジャージー牛のやさしい甘み。
 
 上にのってるのはもずく、じゃなくて細かいコーヒーゼリー。

 和食の料理人なのに、す、すばらしい。

Photo_186  もっと食べたいのに食べられない悲しさよ。

 残ったきのこご飯はお夜食にとにぎってくれます。いいシステムですね。

 またお風呂に入った後、
 夜もふけて 食べるむすびの 美味しさよ
 


  

以上が横綱ひととおりです。

お付き合いくださり、ありがとうございました。

なによりも、料理長の穴井さんに「すばらしい!!」と言いたい。ほんとうにすばらしい仕事です。人にこんな感動を与える職業ってあるでしょうか。

このお宿、17850円から泊まれます!(平日オトナ3名)

ただし、「幸せなのに不幸せ」になるかもしれません。

まぁ考えようによってです。

  

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海と太陽

 青い海とふりそそぐ太陽。緑豊かで、近くに温泉のあるところ。さらには滋味あふれる郷土料理があって、新鮮な海の幸が豊富なら最高。

 そんなところに住んでみたい。
 海の幸と温泉なら静岡かしら。紺碧の海とおいしい郷土料理なら沖縄?でも温泉ないし・・・。瀬戸内海臨む香川や愛媛なんかも穏やかな海に日差しに温泉に、シコシコうどんまでついてくる~~。うーん・・・

 東京で生まれ育った者にとって、海は灰色、川は隅田川か江戸川。どちらも澄んだ水とはいえず。見渡しても山は見えないし、温泉は箱根まで湯を借りに。郷土料理????はスーシ、テンプーラ・・・。

 それでも、夏休みは都会から抜け出して、おじいちゃんおばあちゃんの住む田舎へ。コンピュータゲームよりももっともっと楽しい、川遊びや虫取り、山を駆け回ってどろんこに。。。みたいな田舎でもあればよかったのだけれど、ワタシはそれもなし。都会っ子といえばかっこいいかもしれないけど、大自然の恵みを知らない、体より頭が先に働く子供だったような気がする。

 その反動か、最近は都会の人工的遊びに魅力を感じなくなってきた。ヒルズをはじめとする商業施設は買うか食べるかしかないし(そんなにお金もちません) 、出店舗もほとんど同じようなもので個性なし。お台場やディズニーランドは所詮、人工的な架空のセットに遊ばされているようなものだし・・・。結局、都会の娯楽は購買活動がすべてなように思う。いいところといえば、美術館や博物館など、文化・芸術に触れる場所が多いってことでしょうか。

 と、辛口に言いましたが、自分が生まれ育った地域は無条件に愛していることも事実。コンクリートだらけに見える都会にだって、歴史や風情が残されているワンショットが確実にある。かつての武蔵野の台地、世田谷村のDNAは緑ゆたかな公園や、都会のオアシス等々力渓谷なんかにちゃんと残されているもの。
 大自然に囲まれた地方に住んでみたいとは思っても、都会人間の言うこと、そう簡単じゃないことはわかってる。できるなら都会と自然、半々の生活が一番いいんだけどね。
  

 で、前置きがだいぶ長ーくなりましたが、夏休み、山口県にいってきました。観光の売りは萩城下町、秋吉台に秋芳洞、錦帯橋や、下関のふぐ、などなどですが、すでに経験済みなので、それらはすっとばして、ごくごくシンプルに、海と温泉三昧でした。

 下の画像は角島(ツノシマ)の海。山口県の北西のはじっこ、沖縄と並ぶくらいの紺碧の海です。

Photo_123

 この辺の地域では有名なビーチなので、海水浴客がけっこうたくさんいました。 

 映画『四日間の奇跡』(監督:佐々部清/主演:吉岡秀隆)のロケ地にもなった、お墨つきの美しさ。

 遠目から臨む青みどりの大海原はまるで沖縄。車で角島大橋を渡る間、左右に鮮やかな紺碧の海が広がり、思わず両手を頬に叫びそうでした。

 
 なのに、橋の途中で車にはねられて死んでいた仔猫を発見し、かなりテンション下がった私・・・

 

 さらに翌日、萩の菊が浜です。

Photo_124  こちらは角島に比べて地元民多し。より寛げる雰囲気でゆっくり楽しめました。

 地元の人は、日差しの落ち着いた夕方にふらっと来て、ちょろっと泳いでまた帰っていくらしい。うらやましい・・・。

 角島に負けず劣らず水が澄んでる !!!
 すばらしい透明度。
足が立たない深さのところでも、シュノーケルで底が見え、魚が見える見える見える!

 あ~、海って青くて透明なのねぇぇ・・・・

 

 ついでに、下は山口市内の鳴滝公園付近の渓流。地元の家族連れが山ほど来てました。

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 こどもがワイワイ。地元の小僧らはたくましい。

 岩のくぼみが水のすべり台に。頭から滑る男子多数。
 
 夏空やツワモノどもが水着の跡・・・・。ばせう

 ここに暮らす子らの夏の遊びなんでしょうね。幸せだなぁ。

  

1  

 澄んでるなんてもんじゃぁ・・・

 しらすサイズな川魚の稚魚がしっかり見えます。

 見えますか!見せますでしょ !!?!!

 

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 しつこいけど、すっごいキレイなんだってば。

  

  

  

  

 今回は街歩きもそこそこに、水に浸かってばかりの旅でした。海と川と温泉でふやけどおし。

持ち帰った最大のおみやげは日焼けとクラゲに刺された跡。色白都会女はどこへ。

でも、そんな代償どうでもいいくらいの素晴らしい夏の休日でした。

海で水着なんて、若いうちだけだもの。飛行機代出してでも、青い澄んだ海がいい!

 山口、いいじゃない!!

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唐津のイカ赤いのツラか-

 長崎から移動し、佐賀へ。

 そう、はなわの歌う、マイナー佐賀県へ。
とはいえ、焼き物好きにとってはきっとメジャーな佐賀県へ。唐津・伊万里・有田といえば焼き物の里。
 器より中身の私は時間と相談のうえ、唐津焼をほんのちょっと、伊万里焼をごくごくちょちょっと。かなり急ぎ足だったけど、なにか記念に欲しい。どちらかといえば土臭くブコツな焼き物のほうが好きなので、朝鮮唐津のぐい呑をひとつ。
 

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 釉薬がどろどろと筋状になっていて技が光ります。

 なんともおどろおどろして、迫力で、でも素朴でステキ。

 オチョコよりだいぶ大きいので、毎日お茶を入れてすすって、

 そうして出る細かいひび割れと色の変化が楽しみ。

 十年後まで割らずにありますように・・・・・

 

 

 さて、中身のほうへ。

 佐賀県の北西、東松浦半島に位置する呼子(ヨブコ)は玄界灘に育まれたイカが名物です。唐津から車で30分ほどのところ。イカ料理専門店がたくさんあります。各お店では生簀(いけす)にイカを泳がせておき、注文がはいるとすくってすぐにさばいてお刺身に。身がまだ透きとおった「活造り」です。
呼子町まで行けず、唐津寄りの一軒へ。

 店内の水槽には何匹ものイカがしゅるしゅると泳いでいます。というか浮かんでゆらゆらしています。自分たちの運命も知らないで。
生簀は海の環境とは違い、魚にストレスがかかるから鮮度が落ちてマズくなるって話もあるけど・・・。ここの生簀は沖合200mの海水を引き込んでイカの鮮度を保っているということだが。

Photo_110   テーブルにやってきたのはまさにさきほど無事なお姿で泳いでいたイカさんのひとり。。

 動いてます。活造りですから~

 身は透明。中身が見えてる!
でも顔は真っ赤!怒ってる・・?と思ったらその赤茶色の斑点が次第に変化していきます。光ってネオンのようにまたたき、斑点が消えたり出てきたり。ちかちかと何かを訴えてます。

 

 

Photo_111  

 目が合いました。
 
 キレー。。。生きてるみたい・・・って生きてるんだぁ。

 おそるおそる足をつつくと、

 にょろにょろとしなやかに御御足をよじります。

 残さず食べてあげるからね・・。

 

 シコシコ歯ごたえで、甘くて、とってもおいしかった。

 白くなった状態のイカソーメンのほうが口の中にとろみが広がるけれど、こちらは新鮮そのもの、イカそのものの味なのかしら。シャクッっとした歯切れがかつてない味わい。私は、海の中でのイカの天敵と同じ味を体験したのだろうか?

 足はのちほどアンコールで登場。塩焼きとなっておいでになりました。

 しかし、活造りってどうもツラい気持ちも胸に抱きながらの食卓になります。 「ちょっとカワイソー」っていいながら「おいしーー!!!!」ってもりもり食べる女子多し、よね。死んでから切るか、切られつつ死ぬか・・・。

 魚って痛点がない、って説をよく耳にしますが、ほんとのところどうなんだろう?
さっそくネット検索をしてみました。

 結果、いろんな説があり、まだまだ今の科学では解明されていないのが実情みたいです。おおまかに分けて、

①痛点はない。ので痛くない。
②痛点はある。が、痛いと感じる脳の部分がないので痛くない。
③痛点はある。哺乳類の感覚とは違うが、ある程度痛い。

①の説が多い。痛さはないけど熱さは感じる、という付属情報つき。釣りで口に針が刺さっても痛くない。捕らえられた後、気温や、36℃の人の手に「熱い!」と感じる(魚の体温は12℃だそう)とのこと。
②は、魚には大脳新皮質がないので、痛みがあってもそれを苦しいとかツラいとか感じないと。
③は、不快刺激(と思われる)を与えると、異常な動きが見られるので、やっぱりなんかしらの不快な感覚はあるんだろうと。

 オーストラリアのどっかの州で、伊勢海老の活造りが法律上禁止!ってきいたことがある。魚には痛点ないけど、伊勢海老にはあることが判明したからだそう。
でもその後、やっぱり伊勢海老にもないことがわかった、といううわさも耳に。。どっち !!!
 
 誰か解明してくれることを待ちわびて。いや、海の幸好きにとっては結果を知らないほうが幸せかもね。

 魚って無表情だからねぇ・・・。

 

 Photo_112                        

 いけす。

 

 

 

   

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長崎うるうる節

 長崎の続き。

Photo_103  長崎駅より少し北、浦上エリアの原爆落下中心地碑です。

 すぐ側には、焼け残った浦上天主堂の残骸の柱がありました・・。生ナマしく心に差し迫ってきます。

 昭和20年8月9日午前11時2分(今から61年前)、米軍のB29爆撃機により落とされた原子爆弾は、まさにここの上空500mで炸裂。巨大な火の玉の中心温度は100万℃、表面温度は7千℃。(太陽の表面温度が6千℃!)

 7万4千人の命が奪われ、7万5千人もの負傷者が出たそうです。

 と、これは教科書などに載っている数字。この大惨事を恐ろしい、悲しい、とは思いますが、21世紀を生きる多くの現代人は、実感にまではたどり着かないのが正直なところではないでしょうか。
 私はここ長崎で原爆投下の前後に活躍したある人物を知り、胸の中に静かで温かい何かが流れ込みました。

 白血病を抱え、自ら被爆で負傷しながらも、他の負傷者たちの救護活動に尽力した永井隆。長崎では有名な人物なのに、私も、私の周りの人たちも知らなかった・・・。原爆のことについて勉強するとき、広島が優先になってしまうからでしょうか?

 この永井さん、長崎医科大学の放射線医学博士です。戦中、X線フィルムが不足し、毎日100人もの患者の直接透視をして、白血病に侵されました。(単純に考えて、日に患者の100倍もの放射線を浴びたことになる)。余命3年と宣告された矢先、あの原爆が投下されます。本人も大学で仕事中に被爆し、割れたガラスにより多量の出血があってフラフラにもかかわらず、医者である彼はすぐに他の重症患者のために救護活動を始めます。しかも自分の妻は自宅で被爆し、一瞬にして焼け焦げて命を落としたのです。私なら泣き崩れます。立ち直るのにどれほど時間がかかるでしょう。そして滝のように自分の額から血が流れる中、他の人のことを考えることができるでしょうか?
 毎日朝から晩まで医療活動を続けた結果、床に伏し、起き上がれなくなります。これから自分にできることは、原爆を二度と使わないように世界に訴えること、専門分野である放射線の影響について調べることだと考え、死の間際まで執筆活動に専念します。また、戦争で傷ついた子供たちのために、私設図書館を作ります。活動が評価され、名誉市民、はたまた首相から表彰、天皇から銀杯を賜り、さらにはヘレンケラーさんまでお目見えします。6年闘病、お亡くなりになりました。

 と、概略ですが、私が思ったことは、ここまで他人のために尽くせる人がいるだろうか??最悪の境地になると、人間自分がいちばん大事なのでは?永井さんがここまでの思想を確立し実践できたのは、やはり彼がキリスト教を信仰するからなのだろうか・・・。そう、永井さんは妻の影響で結婚時にカトリックに改宗した人です。

 長崎には長いキリシタンの歴史上、今でもキリスト教徒の方が多いそうです。わたしは絶対的に信じる教えというものを持っていません。他の多くの日本人と同じように、あるときは仏教の儀礼を行い、あるときは神社で二礼二拍一礼しっかりお願いごとをし、クリスマスにはケーキを食べ・・。しいていえば、自然の摂理に身を任せる日本古来の多神教です。でも信仰とか宗教にはかなりの興味があり、ある宗教を熱心に語る人には進んで耳を傾け、「一体この人は心の底からそれを信じているのだろうか・・?」と観察し考えをめぐらせます。

 永井さんにもしこの信仰がなかったら、ここまでしなかっただろうか?・・答えが得られるものではありません。でも、信仰によって「他人への慈しみ」がより強くなったのであれば、宗教で平和が広まる可能性はあるわけですよね?多くの宗教勧誘が言うように。
でもなぜ国民の多数がイエスキリストを信じるアメリカは、先頭に立って戦争しちゃってるんでしょうかね????すべての戦争は宗教戦争だともいいます。本末転倒。だからわたしは宗教を冷めた目で見てしまうのだと思います。

 この方の遺筆で心に残ったのは、「原爆によっていちばん苦しいことは、死んでいった者よりも、体の傷よりも、こころの傷である」というような言葉(正確ではないけど)。あの原爆で生き残った人々が、「自分はあの人を見捨てて逃げてしまった。なぜ私は生き残ってるのだろう。私も死ぬべきだった」という思いを抱えながら生きていかねばならぬこと、ということでしょうか。

Photo_105    

 永井さんが最後に暮らしたちいさな小屋「如己堂」(ニョコドウ)。 

 永井隆記念館の横にちんまりと。

 ここでふたりの子供たちと密な晩年を過ごしました。

  

 

 平和公園に鎮座する平和の像。Photo_107

 8月9日の式典に向けごしごしお掃除する様子がテレビで映ってました。

 

 

 

 Photo_108

 浦上天主堂。

 キリシタン弾圧に耐えた信者がようやく立てた教会。
 原爆で全壊し、再建。

 焼け残った鐘は「長崎の鐘」と呼ばれ、こころに深い傷を負ったキリスト教徒たちの大きな心のよりどころとなったそう。

 ステンドグラスが美しい。(らしい。見られなかった)

 

 命を奪う人もいれば、命を助ける人もいる。また、その中間、無関心な人がたくさんいる。

 素質でしょうか。環境でしょうか。さてはサタンの仕業でしょか・・・?

 

 さらに次号へ

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長崎ぷらぷら節

 歴史の街、長崎に行ってきたと ! けん!ばってん。

 まったくもって見どころの多彩な都市ですね、ここは。来てみて実感です。
貿易港時代の名残、グラバー邸など外国商人居留地としての長崎。
同じく鎖国時代、出島オランダ商館ながさき。
和洋中ミックス、エキゾチックNagasaki。
始まりはザビエル、キリシタン禁教時代に信仰の自由を奪われたナガサキ。
広島に続く被爆地、平和を祈る都市Nagasaki。
坂の街、山の斜面に家々が並ぶ、ハイヒール無理な長崎。
そしてなによりも・・これがいちばんメジャー、スープが絶妙、長崎ちゃんぽん。

 と、はじめからまとめに入ってしまった。
 観光も街歩きもおいしいものも全部網羅したい、いつもの欲張りゴコロが炸裂し、途中でおなか痛くなるほどてんこもりの旅でした。が、まぁ、実のところはまた犬猫とかに注目しながらのぷらぷらお気楽旅でした。

 長崎市の中心部は、昔懐かし、道路に路面電車が走ってるんです。しかも一輌編成。どこまで行っても一回百円!昔はわが街、東京世田谷にも、大好きな京都にも路面電車走ってたというのに・・。なんで無くしちゃったんでしょうかねぇ。市民のお手軽な足でとっても便利なのにねぇ。ガタンゴトンと、まずは長崎ちゃんぽんを食べに。
 

Photo_95  ちゃんぽん発祥の店、「四海楼」のちゃんぽんです。

 上に載った華やかなキイロは錦糸玉子。

 鶏ガラとトンコツのブレンドスープ。
(鶏ガラ100%を使用するさっぱりめの店もけっこうあるよう)

 なにがおいしいってこらやっぱり肉と野菜と海の幸のダシがすべて一体となった味の折り重なる深い深ぁいエキス。具材めちゃくちゃなのにこんなにいいダシが出るなんて。料理とは発明。なんでも混ぜてみるもんです。
また、味のしみこんだ太目の麺もちゃんぽんならでは。
 
 これを煮詰めた皿うどんも、濃いスープがとろとろと麺に絡んで極上美味でした。

 

Photo_97  映画「長崎ぶらぶら節」の舞台となった花街丸山。江戸の頃は日本三大花街として大変な賑わいだったそう。今はその面影のみが微かに。
ここの遊女たちはオランダ屋敷などにも出入りを許されていたと!なんとまぁ最先端な・・。

 

 

  

 石畳の道のとちゅうで猫がすりよってきました。Photo_98
すりすり、ゴロゴロ、にぁ~~~

 またね、ばいばい。と別れを告げると猫も名残惜しそうに、しかしピタリと歩みを止め、ジーッと私を見つめます。
こちらも振り返り、見詰め合うこと数秒。
すると、たたたたたっ と走り寄ってきて、また足元に擦り寄ります。なんというカワイさ・・。これを繰り返すこと数回。
 押しては引く、甘え上手とはこういうことか。

 ノラであろうに、よく人に馴れ・・・、
 はっ・・・、、、花街のネコだから ????

 

Photo_99  しばらくぷらぷら歩く。
 また視線を感じて目をあげると、

 こんなとこに。。。(門扉の上です)

 その目、誘ってる ??

 

 

  

さて、長崎に来たからにはカステラも買わないと。文明堂や福砂屋は東京でいくらでも買えますので、ここでしか買えないカステラを求めて。
 たどり着いたのは老舗の和菓子屋「岩永梅寿軒」。

Photo_100  ぎょ。風格のある店構え。

 看板の店名は右から左に向かって書かれています。

 しかもレトロなガラスケースのカウンター。

 まるで映画「Always 三丁目の夕日」で少年が自分を捨てた母を捜しに訪れた和菓子やさんのようです。

 昭和33年の空気、いや、それ以前のノスタルジックな匂いがします。

で、ここのカステラ。
一日に作る本数が限られている、貴重なカステラ。
家に帰って食べたところ、大正解でした。
他のお店のも食べ比べ済み。

Photo_101 何が違うか?
 大手のカステラの、一律にきめ細かで弾力のあるスポンジと違い、こちらのものはいい意味で「手作り感」があります。人の手で丁寧に混ぜましたといった感じ、しっとりどっしりしていて、少し「ぽそ」としたイレギュラーな感触。奥ゆかしい個性が感じられます。好みです。

 栄養たっぷり、シンプルで、これも日本のスローフード。

 

 
 

 次号へ続く。

 

Photo_102

 さいごに。

 仲良くごはんの時間。

 はぐはぐ夢中になって食べています。

 ちなみに、犬のハナ先にあるの、あれ、コロッケです。

 ドッグフードに当然のごとくトッピングされたコロッケ。

 なれた様子で食べる犬。

 

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「蝉しぐれ」のふるさとに

 文四郎様・・・

 山形県は鶴岡、その奥座敷、湯田川温泉に行ってきました。鶴岡は作家・藤沢周平のふるさとで名が知られています。そして藤沢周平といえば「蝉しぐれ」。強く、慎ましく、まっすぐに生きていたかつての日本人の姿が情感たっぷりに描かれている時代小説の傑作です。舞台は江戸時代、東北・海坂藩、文四郎とふくの実らぬが互いに想う数十年の物語。ここ数年で、テレビドラマ版と映画版ともに製作され、ご覧になった方も多いと思います。
 個人的には内野聖陽が文四郎を演じたドラマ版のほうが好きだったなァ。映画版の市川染五郎は、なりふりかまわずぼさぼさ泥だらけのストイックな姿が似合わないからでしょうか。どうもおぼッちゃまくささが漂って上品すぎたような印象が。内野さんは、次々と襲い掛かる不幸の火の粉をはらいのけもせず、口をキリリと結んで耐えに耐え抜く文四郎がピッタリでした。

 蝉しぐれを語ると熱くなってしまうわ・・・。ともかく、新幹線で新潟を経て鶴岡へ。着くやいなや暴風に襲われる髪ボサ女子ふたり。向かい風にも負けじと無料レンタサイクルで鶴岡を巡ります。3時のペコペコお昼で海藻麦きり(おばちゃんは「うどん」って言ってたケドネ・・)、だだちゃ豆プリンとタルトに感動。豆豆感ぎっしり !!
Photo_34 国指定史跡の致道館(藩校)では姿勢を正して論語を読み(?)、大宝館(庄内の著名人資料館)で、藤沢周平のご真影とパチリ。つぶらな瞳のヤサ男という感じです。直筆原稿の文字は小さく丸まっていて素朴で、お人柄がしのばれました。

 周平さまに見入りすぎて時間がなくなった我々はさっそくバスで湯田川温泉へ。お宿は「湯どの庵」。とってもモダンでスッキリ洗練されています。旅館というよりデザイナーズホテルのような。リビングルームのソファも小豆色でステキな昭和風。随所に小さな陶器に緑が活けてあり、和好き女子ふたりの心をくすぐります。
Photo_27 Photo_29

 

 

 

 湯は透明無色、さらさらクセのない硫酸塩泉。色白ヤワ肌女子ふたりにはあっつくて長湯できず。しかし自転車をこぎまくったふくらはぎにしみわたる。じんわり。。露天はなく、檜風呂と石風呂の2つ。時間で女湯・男湯切り替えてくれます。
 夕食はコースのごとく一品ずつ出される今ドキの方式。手の込んだ料理というより素材勝負のお料理であります。庄内のおいしいものが旬を大切に饗されるそうです。春は孟宗竹・桜鱒!その他山菜がパレットのように皿に乗り、春の苦味と旨みを白ワインとともに味わいました。連れはビール星人。プハーッと嬉しそうに飲んでいた。デザートがハナまる!!粒だちバッチリのだだちゃ豆アイスと、苺のパイ(ミルフィーユみたいの)に女ゴゴロをぐぐっとつかまれました。
 お酒に弱い私は一杯しか飲んでないのに、ふくれたお腹とともに部屋のお布団になだれこみ、そのまま熟睡・・しまった・・。連れは買い込んだビールでひとり晩酌して幸せだったらしい。

 翌日は朝からおいしい庄内米をたっぷり2膳、後ろ髪ひかれながら宿を後にし、電車で30分北上、酒田へ。
Photo_35 またもレンタサイクル。まず、ココは観なきゃの山居倉庫。米どころ酒田のシンボルだそう。今も米倉庫として使われている。欅並木と焦げ茶色の木造倉庫が美しいですね。ちなみにここのつきあたりで年配の夫婦に「ココ座ってこれ食べないかい?」と、声をかけられた。「たくさん買って食べきれないから」と、かしわ餅と草もちを差し出される。えっ、いいんですかぁ~~??、と結局ありがたく、もちもちモグモグいただく。きっと通りかかる面々の中での選ばれし者だわ!嬉しそうに餅食べそうな、もっちゃり顔してたんだろうな・・。
 

On_1  豪商・本間家旧本邸の玄関の松におののく。屋根の上に乗っちゃってるよ。宮崎アニメに出てきそう。
 その後、舞妓はんのいらはる相馬楼、ハァハァ上り坂を越えて日和山公園から最上川の流れ出る酒田港を一望。時間がないのに観光市場で海の幸たっぷり丼(1050円!!)をモリモリかっこんで新幹線へすべりこむ。。両手にはおみやげの冷凍だだちゃ豆にだだちゃ豆饅頭、だだちゃ豆フリーズドライ・・。

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総評:観光地レンタサイクル万歳。だだちゃ豆バンバンザイ。ビール好きの人は毎日極上の幸せがあるらしい。そしてなにより、藤沢周平をもっと読むぞ~!

 

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 日和山公園近くのお宅番犬。
 
ビーグルMIXがほよ~んといました。

 
 

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